はんぽうれん??

 昨日は新年会のようなものがあり,午後4時ころから某所で飲み食いした。
 某先生(「はんぽうれん」の先生)に前々から「はんぽうれん」て何の略称なのか聞いてみたかったので良い機会だから聞いてみた。
(前日弁連会長候補者X弁護士も「私は,『はんぽうれん』出身なんだ」と自慢そうに述べていた。)
 一番分かりやすい漢字を類推すると「反法連(合・盟)」になる。しかし,いかにも法律家の団体に相応しくない名前だ。法律家が「法に反したり,法に反対したりする団体」を作るというのは意味が通じ難い。アナーキストの法律家が勢力を占めていたという話もあまり聞いたことがない。だから,この「反法」という字を宛てるのは間違いだろうと勝手に解釈していた。
 当時の時代思潮(私より一回り以上前−20期後半から30期くらい?)だから,たぶん「反安保法律家連合(連盟)」だろうと勝手に想像して「反保連−はんぽれん−」という字を書くのだろうと思っていた。
 で,当のX先生に「前々から聞こうと思っていたんですけど『ハンポレン?・ハンポウレン?』てどう書くんですかと聞いたら,やっぱり「反法連」と書くのが正しかった。
 それは何の略称なのか?正式名称は?と聞いたら,「反戦法律家連合」というのが正式名称とのことだった。
 で某先生に「『反戦』ていわゆるひとつのあの当時の『反戦』ですか?」ときいたら「いわゆるひとつのあの当時の『反戦』だよ」といわれた。そういえば某先生は例の事件の弁護人だったっけ? と思いだした。
 青法協と「はんぽうれん」がその当時対立していた理由が「反戦」でようやく分かった。
 僕が修習生だったころは,「はんぽうれん」や「はんぽれん」からオルグを受けたことはもちろん,そのような団体が存在する(した?)ということ自体,聞いたこともなかった。
 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。
 某先生に「反法連って今でもあるんですか?」と聞いたら「さぁ?」と言って笑っていた。