裁判員は,ついていけるか?

 無理。「逮捕と起訴の違いも分からない。警察と検察の違いも分からない。代用監獄も分からない」というのが一般国民の実情だろう。うちの妻(一応国立(こくりつ)大学を出ているピアノ教師)だって分からないんだよ。「特信書面」「共犯者の自白の危険性」「自白の任意性・信用性」「弾劾証拠」「伝聞供述」などといって国民が分かるだろうか? 実は僕も良く分からないし。
 最高裁は「法律の知識がなくても裁判員はやれます」と宣伝しているけど,詐欺か少なくとも悪徳商法のたぐいという他ない。正義の番人がこんなことやって良いのだろうか?