中学生職場体験

 新潟市内中学校の職場体験で女子中学生3名を受け入れました。最後の方で,インタビューを受ける予定だったのですが,所用で事務所を留守にしている間に,時間切れとなってしまったので,書面で下記のように回答しました。

1 この仕事を始めたきっかけ
 元々建築士になろうと思って,工業高校に入りました。しかし,製図がすごくへたくそで,就職口もなかったので,大学に進んで法律学を学び,司法試験に合格したので,この仕事を始めました。

2 この仕事をやって良かったと思うとき
ア お客さんからたくさんお金をもらえたとき。
イ 努力してお客さんのためになる判決をもらえたとき
ウ お客さんに感謝されたとき

3 なぜ弁護士になろうと思ったか 
法律学を勉強して,とても面白いと思いました。本当は法律学の学者(大学教授)になろうと思いましたが,弁護士という仕事も自分が面白いと思って勉強した学問を生かせるので,弁護士になりました。

4 弁護士になるためには
 昔は,どんなに学歴が低くても法律学の勉強ができれば弁護士になれました。ただし,少しばかり勉強ができる程度では,弁護士になるための試験には合格できません(100人に2人くらいしか合格しません)。しかし,今は,法律学の勉強がそれほどできなくても,どこかの大学を出たあと,「法科大学院」というところを卒業し,簡単な試験(100人に30人くらい合格します)に合格すれば弁護士になれます。

5 この仕事を始めて一番つらかったこと
 つらいことは余りありません。自分の考えが文章でまとまらなかったり,自分の考えがお客さんや検察官や裁判官に伝わらなかったりすると,少しつらいです。
 精一杯働いたのに,お金が少ししかもらえないときもあり,そういうときもつらいです。
 
6 この仕事をやるに当たって,大切なこと。
ア 法律の問題に限らず,世の中で起きていることすべてについて,よく考えることが大切です。
イ ちゃんと,お客さんからお金をもらうことも大切です。
ウ お客さんの話をじっくりと聞き,お客さんが何を言いたいのか,どんな問題があるのか,お客さんがどうしたいのか,よく理解することも大切です。
エ ストレスをためないことも大切です。お酒を飲んだり,歌を歌ったりするなど,ストレス発散の工夫をしないといけません。

7 この仕事のやりがいは?
ア 困っている人を助けるのが何よりのやりがいです。
イ お金が普通のサラリーマンよりもらえることもやりがいです。
ウ テレビや新聞に出て,有名人になれることもやりがいと言えばやりがいですが,ストレスがたまります。おちおち,町中で酔っぱらってもいけません。

8 自分の事務所を立ち上げるのに一番苦労したことは? 
余り苦労はしていませんが,自分の得意分野を立ち上げるのに苦労しました。
 事務所を立ち上げた後は,いろいろ苦労しています。お金のことやお客さんとの付き合いや,派閥活動やその他中学生に話しても分からない苦労が多いですね。

9 弁護士の仕事は裁判以外に何をやるか
 山のような書類を読んだり,ワープロで文書を作ったり,お客さんから話を聞いたり,電話で話をしたり,警察に出向いたり,本や楽譜を読んだり,そういう時間の方ずっとが多いです。

10 高島さんが弁護士をやる上で目当てとしていることは何ですか
 もう少し,分かりやすい文章を書きたいです。
 尋問も,もう少し上手になりたいです。
 余り働かないで,お金をたくさん稼げるようにしたいです。
 トマスモアやリンカーンのように歴史の教科書に載るような業績を残したいです。

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