日独シンポジウム(量刑法の基本問題)


 今日と明日は,立命館大学でお勉強です(月曜は,横浜地裁,依頼者は,イスラームラマダンなのだが,断食解除申請しているからお酒は飲める由)。
 学者は,長老級の人は1−2名だけで30−40代の若手が多かったですね。
 講演の半分はドイツ語でした。ハンドルングスウンヴェルトとかウンレヒトとか知っている単語を聞き取れるくらいで,ちょっと眠かったです。
 弁護士の参加者は,私くらいみたいです。
 新潟大学の丹羽教授もいらしてました。
 高山佳奈子先生は,スッピンでしたがお美しい。
 「また,宮崎香織がいたら,いやだなぁ」と思ったら,いなかったのでホッとした。
 天才たぬき松宮教授の報告(量刑に対する責任,危険性および予防の意味)は興味深いものでした。サルや幼児(市民刑法も敵刑法も適用されない)と異邦人(Fremd)(敵刑法の適用がある)はどこが違うのか質問(「異邦人は,人間の皮を被ったサル,大人の顔をした幼児ではないか」)しようと思いましたが,止めておきました。
http://proftanuki.jugem.cc/
(自称されるとおり,見れば見るほどたぬきに似ているが,むじなにも見える)
 明日は,法学博士原田國男君(東京高裁部総括)の報告があります。
 実は,検察官控訴(量刑不当)された事件が原田コートにあたり,「被害者感情が強いことで,量刑が重くなってはならない」と弁論し,「<量刑実務の実際>の著者もそう述べている」とご著書を引用したのです。結果は,原審20年(求刑30年)が破棄され,25年でした。原田コートなんだから−これは良い意味でです−仕方がないか,とあきらめもつきました。