身上調書
供述調書
本籍 省略
住居 ○○市(以下略)
職業 弁護士
氏名 Barl Karth
昭和 年3月 日生( 歳)
上記の者に対する 内乱(首魁) 被疑事件につき,平成17年3月25日,○○区検察庁において,本職は,あらかじめ被疑者に対し,自己の意思に反して供述する必要がない旨告げて取り調べたところ,任意次のとおり供述した。
1 私が生まれたところは,○○市であると聞いていますが, 詳しいことは分かりません。
弁護士さんを頼む権利があることは,検事さんの説明によって,良く分かりました。正木ひろし先生か遠藤誠先生に連絡してください。林幹人先生か美月子先生が一番良いのですが,お忙しいかもしれませんね。着手金は,消費税抜きで30万円程度払えます。
2 職業は弁護士ですが,本名は言いたくありません。
このとき本職は,被疑者と以下のとおり問答した。
問 私はあなたの本名はとっくに分かっている。それに,「氏名」に黙秘権がないことは,司法試験でも習っているのではないか。
答 それだけは勘弁してください。
3 学歴
昭和 年ころ,県立○○工業高等学校建築科を卒業しま した。大半の卒業生は就職するのですが,私の場合にあっては,よい就職口がなく大学で法律学を勉強することとし,何年か法律の勉強をして,司法試験に合格しました。
大学時代は,主として法哲学と刑法の勉強をしました。いわゆる卒業論文は,ユーザーユニオン事件に関するものですが,既に20年以上前に執筆したものなので,何を書いたかは忘れましたが,藤木英雄先生の「名誉毀損」の理論構成を参考にしました。
4 役職等
どのような役職に就いているのか,自分でも十分に把握していませんが,主だったものは,平成 年○○県弁護士会副会長,同刑事弁護委員会委員長,日弁連刑弁センター委員,関東弁護士会連合会 外国人の人権委員会等です。
主として当番弁護士の手配師をやっています。県内に殺人事件等が起きると,いわゆる「委員会派遣」指定事件となりますので,毎日・新聞で殺人事件等の重大事件が起きていないかをチェックしているのですが,自分が内乱罪の被疑者としてパクられるとは思っても見ませんでした。
その他,日本刑法学会・「宗教と社会」学会の会員です。
勲章などは貰ったことはありませんが,私の業績を勲章で算定すれば,勲2等瑞宝章くらいにはなると思います。
5 家族については,ピアノ教師の妻と子どもが2人いますが,家族に迷惑がかかるといけませんので,詳しいことは言いたくありません。
6 財産
私の自宅にはグランドピアノ1台とアップライトピアノ1台がありますが,他にめぼしい財産はありません。
7 利き腕は右で,血液型は○型です。高校時代はレスリングをやっていたので,健康状態は良好です。趣味は,酒・たばこ・ピアノ演奏・合唱です。
バール・カルト(指印)
以上のとおり録取して読み聞かせ,かつ閲読させたところ,誤りのないことを申し立て署名指印した。
前同日