ライブドアショックの帰趨(4日目)

ライブドアショック(4日目 月曜はどうなるか?)

明日(月曜日)の市況がどうなるかについて,色々な議論があるが,取りあえず「死んだふり」をして,売りも買いもしないのが賢明なように思われ。その理由は以下のとおりである。

1 米国の株価が怪しい。
「米国への投資を引き上げ,日本株全力買い」という思惑で外人どもが日本株を買いあさるという憶測もあるが,明日の板(8:20始まり)を見ないと分からない。

2 「ライブドアショック」の決着が未だ付いていない。
マネックス」がライブドア関係の「掛け目」をゼロにしたそうだ(概出(<<「きしゅつ」>>の誤り←ATOK)。それはそれでかなりのサプライズだったけれども,別に「掛け目」をゼロにしなくても「ライブドア」の株価はどんどこどんどこ下がるから,「掛け目」が8割であろうが6割であろうが,「追い証発生危険率」は高まるであろう。
「二階建て」の人は特に悲惨である。「信用」で買ったライブドア株が下げた場合,その「下げ」は,「建玉評価損」で反映される(私も信用売買をやっているが(「新日鐵」や,「岡部」は二階建て)「建玉評価率」は凹んでいる。あと20パーセント下がると追い証だ)。そのうえ,担保株であるライブドア現物の「代用証券現金換算額」がドコドコドコドコ下がる。ライブドアは「サプライズ」から数日経ているが,未だ値段が付いていない。恐らくこれからも下がって行くだろう。「ライブドア」関連ニューズはこまめに見ているが,「株価反転」をもたらすようなニューズは一つもない。
このような状況下にあっては,月曜日に「押し目買い」をするのは止めた方がよいと思われる(「空売り」も危険である)。

ライブドア」を買った「初心者投機家」の運命が決まるまでは,「売り」も「買い」もを差し控えるのが賢明であろう(つまりライブドアが整理・監理ポストに入るか,売買が成立(寄りつく)するかまで・・・・)。それがいつごろになるのかは,的確な予想はし難いが,たぶん,今週の水曜か木曜だと思われる。−1円で寄りつくとすれば,ストップ安連発で来週になるらしい。所詮は人ごとなので,正確な計算はしていない−

付記1:株式市況に詳しい某弁護士と雑談したが,やっぱり「ライブドアサプライズ」が落ち着くまで「死んだふりをした方がよい」との結論に達した。

付記2:「ライブドア被害対策弁護団」を立ち上げようという話も出たが,「株主代表訴訟」を提起していかほどの損害回復が出来るかは予想し難い(ホリエモンの個人資産に仮差しを掛けたところで焼け石に水)。だいたい「追い証まみれ」の「依頼者」がそれ相当の弁護士費用を払ってくれるとは思えない。ライブドア被害「追い証・破産対策弁護団」の方が,現実的だ。一般に「株式投機で,大損をこいた」人々は,「破産」は認められるが,「免責」は認められない。しかし,このたびのライブドアショックは「青天の霹靂」なので,「免責」は認められるのではないか?
株式投資」ならぬ「馬券投資」「宝くじ投資」をしている裁判官は私の知る限り5−6名はいる(良識ある人達だから,特観席へ家族共々来場のうえ,1レースあたり「5000円−6000円」,宝くじ購入「5000円ー1万2000円」のしょぼい投機をしている様子である。 宝くじも競馬も「寺銭収奪」が多すぎるので,儲からないことは確実だね。
宴会の折「メサイアのチケット買ってください」とセールスしたところ「Barl先生すいません,その日は,競馬場に行く予定なんですよ」とか「メサイアってエアメサイアのことですか? 先生,弁護士稼業の外に呑み屋稼業もやっているんですが? また懲戒請求されても知りませんよ」と言われたとがある。