中核事務官について

本年2月28日,当職は,夜遅く事務所で執務していた(交通事故の訴状の起案とか,水俣の資料分析とか)。午後8時30分をすぎたころ電話があった。
「Barlですが・・・」
「N違法検察庁 事務官の○○です。実は先生の事務所の前にいるのですが・・・」
(当職の事務所は繁華街にあるマンションの2階にあり,2階の出入り口と1階の出入り口は事務員さんが帰った後は施錠している)
「はぁ? ボクは何も悪いことはしてないし,事務員さんもみんな帰ったんです。ガサ入れは日没前にどうぞ」
と答えた。
色々事情を聴いてみたら,2/28が期限のある書類を使送(シソウ)に来たらしい。(使送させた検事さんは間もなく転勤のご様子で,事件引継前に取りあえずは手続を進めたいらしい。この時期はP庁もJ庁も諸事繁忙らしいのだね。)
仕方がないので1階の出入り口を開け刑事事件の書類を受領した。「受領書を求められるとやだなぁ。判子は金庫にしまってあるし,雪が降っていて寒いし・・・」と思ったら,別に受領書は必要なかった。

問題の書類はA4の封筒に厳封されていて,差出人は

「N地方検察庁 中核事務官 ○○××」

というスタンプ印が押されていた。

でも,当該事務官はとても礼儀正しく,格別政治的に偏った・不穏な言動もないし,ヘルメットを着用したりゲバ棒を把持してなかったので,普通の人なのではないかと思う。当然のことながら


の定期購読の勧奨もなかった。