にいがた祝祭記念コンサート

早めに感想を書こうと思っていたのだが,諸事繁忙で遅れてしまった。

(にいがた東響コーラスの常連)ハイCテナーくまのプーさんは東京に転勤したらしいが,東京の東響コーラスに参加されるらしい。にいがた東響コーラスはテナーが不足しているので,来年のモツレクに応援派遣されるそうだ。
合唱には参議院議員新潟県弁護士会会員)近藤正道先生の奥様も参加されていた(亭主は第1回にいがた東響コーラス,カルミナ・ブラーナの出演オーディションに落ちてしまわれたらしい。)

高橋薫子様が,「私の名はミミ」を歌っていらして,舞台下手脇ののぞき窓から覗いていたのだが,「合唱団整列!!」との号令が掛かり,全部を拝聴できなかった。

ワグナーのローエングリンの前に舞台に入場した。結婚行進曲の前の序曲はトライアングルやハープがオーケストラに入っていて,緊張してしまった。結婚行進曲は,「甘ーーい」と宇野徹哉先生から指導されていたのだが,ちゃんと歌えたか自身がない(特にドイツ語の子音発音)。

カルメン(森山さん)
カルメン入場の場面は,出色の出来だった。私の妻から,「カルメンは誰がやるの」と前々から聞いていたので「おっかなそうな顔の女の人」と言っていたのだが,実際矢っ張り,すごみというか,おっかない感じがした。演技もおっかなかった。

エスカミーリョ
新潟県加茂市出身の三浦さん。例の名フレーズ(トレアドール)のところで手拍子が入った。

カルメン(物売りの場)
ずいぶんと練習したのだが,宇野先生から「腐ったオレンジを売ったりして」と言われていた。当日は,生きの良いオレンジを売れたと思う。しかし,フランス語の修行がまだまだだと反省した。

第九
うざったいオーケストラレチタティーボやフレーズの繰り返しを吹っ飛ばし,バスの三浦さんが「気持ちの良い歌を歌おうぜ」のレチタティーボを歌い始めた。時間の関係もあったのかも思うが,少し残念だった。
飯森範親先生の指揮は矢っ張りすごかった。424小節からアチェラレントをかける。長大オーケストラフーガで極限的ディミュニュエンドドをかける。748小節(Brueder!)のすさまじい表現。843小節(通称 忘年会馬鹿騒ぎ)の強烈なデュナミーク。
飯森さんのCD(第九)を買ったのだが,やはり,同じようなアーティキュレーションだった。ただこのCDはソプラノがちゃんと歌詞を発音していない場面(309小節アウフタクト以降)があり,ちょっとも問題がある。

合唱席(私の席の右下)で高橋薫子様がソプラノ独唱を歌われていたので,ちらちら眺めていたのだが,余り脇見をすると宇野先生に怒られるかも知れないので,ほどほどにした。

打ち上げパーティーでは,高橋薫子様と森山京子さんの近くにいたので,ワインで乾杯したのだが,余り親しげにするとアレなので個人的に会話を交わすことは控えた。
そのあと宇野先生と3次会(新潟駅前で一番流行っている「おでん処じゅんちゃん」)で4時過ぎまで飲みまくっていた。おでん処じゅんちゃんの従業員は,店主じゅんちゃん自身が面接で選考するのでサラリーマン受けするピチピチの美人揃いである。

篠田新潟市長が楽屋に挨拶にいらした。篠田さん(水俣や官製談合のこと等)や同夫人には言いたいことが沢山あるのだが,今は止めておこう。