合唱の練習

 今日N混声合唱団で「蔵王をたたえよ」という詞の曲(混声四部)を練習した。初見でも歌える曲なのだが,「蔵王をたたえよ」というのが変だなぁと思った。蔵王ってどこの県にあったっけ。
 今,楽譜を読んでみたのだが,フラットが5個もついていて「ぬ アア ざおう ざおうの やま」という曲だった。「ぬ アア」なんて,2ちゃんみたいで恥ずかしいから歌えない。

 それなら「恐山をたたえよ」という曲があっても良いと思い,昭和大橋近くの歩道橋を歩きながら詞の構想を始めた。

 法人税法違反で起訴され保釈中の社長が執行猶予を祈念するため恐山の巡礼旅行に出発する話。

第1部(8分の12拍子 シチリアーノ)

テノール レチタティーボ 「弁護人は述べた」)
 無理だ。何しろ金額が20億円だろう。
(社長)
 私はどうすればよいのか?
(弁護人)
 行くのだ!
(社長)
 どこへ?
(合唱)
 恐山(リタルダント ものすごい不協和音)
(合唱・ソプラノ イン リピエーノ)
 八戸経由で行くのだ。恐山。

第2部
(裁判官)
 おまえは何をしたというのか? この罪を償うために。

レチタティーボ テノール
「社長は述べた」

社長
 重加算税を納めた上に,法テラスに3000万円贖罪寄付をしました。

(合唱)
 従業員を搾取して得た金を寄付するとは何事か? ボーナスを出した方がよほど良い。 十字架に付けよ!! こいつは死刑しかない。

テノール レチタティーボ
 社長は首をくくって死んだ。

(裁判長・合唱−裁判員−終曲)
 本件公訴を棄却する。保釈保証金8000万円を没取する。グーテ ナハト  
(リタルダント)