最高裁庁舎について(国家機密)


 最高裁の庁舎に出向いたことは,記憶の限り,4回くらいある。
 最初は,法学部生のころ,民法の教授が最高裁調査官とお友達ということで見学させてもらった。
 2回目は,修習生のころ,健康診断で行った。血液検査のため採血されたのだが,前の方で並んでいた修習生の採血が旨くいかなかったらしく,注射したところに,大きな浮腫みたいなものができて,当該修習生は,「国家賠償してやる」と怒り狂っていた。私は,注射が得意でないので,左手でげんこつを握りしめ,目を思い切りつぶり横を向いていたところ,注射をする人から,「そんなに強く握らなくても良いのよ。すぐ終わるからね,ハイ痛くない痛くない」と言われた。
 3回目は,県議会議員野球部訴訟(外の事件で上京の折,ついでに傍聴しただけの話)。
 弁論のために行ったことは一度もない。もしかすると,近い将来,裁判員違憲訴訟で,大法廷で弁論するかもしれないけど。
 最高裁庁舎は,色んな都市伝説がある。例えば,「日本でクーデターが起きたら,皇室を最高裁庁舎に避難させ,最後の政府軍の砦にする」という噂である(学部生時代の民法の先生から教わった)。庁舎のてっぺん(大法廷の天井−国会議事堂と同じ高さらしい)は吹き抜けのように見えるけど,実は,狙撃手用の部屋があるとか・・・。「皇居・国会・総理官邸は最高裁庁舎と秘密の地下通路でつながっている」とかという噂である。たぶん都市伝説だろうとは思うが,「奇岩城」といわれているだけあって,相当程度信憑性があるような気がする。廊下の扉を開けると中廊下だったり,横歩きしないと通れない通路もある。裁判官室と法廷をつなぐ廊下は,ガラス張りになっている。これらは,恐らく反乱軍を攪乱させるための仕掛けだろう。
 社民党の会館の斜向かいというのも,何となく怪しい。
 
 県議野球部訴訟に立ち会ったことがあるのだが,裁判官が入廷する数分前に,事務官の人が,法壇に上り,一件記録を点検していた様子で,何か記録を紐で縛り付けていたような記憶がある。たぶん,裁判官が朗読すべき判決文にコヨリか何かを挟んでいたのだろう。
 最高裁関係の人,この書き込みを読んだら,何か書いてください。