ミネルバのフクロウ(続き)

 今日が実質上の仕事始めで,10時ころ事務所に出勤したら,X弁護士から電話があり,「ところでミネルバのフクロウの話なのだが・・・」と切り出した。「あぁ,(ワ)先生からクレームがあったという知らせかな?」と思った。しかし,それはどうもおかしいと会話しながら考えた。(ワ)先生は,クレームを言うのならば直接事務所に乗り込むなり,弁護士会館に呼びつけてガミガミものを言うタイプだし,(ワ)先生のクレームをX先生が取り次ぐというのもちょっと変な構図だから・・・。
 そもそも,(ワ)先生とは昨日の新年祝賀会で2次会まで付き合い,私に対し,「酒の上のスキャンダルだけはもう絶対起こすな」と散々忠告していたのだが,ミネルバのフクロウの件は話題にならなかった(たぶん(ワ)先生もこのブログを見ていると思う)。
 X先生の用件というのは,

1 「(ワ)先生はそのような挨拶を本当に述べたのか」
2 「ミネルバのフクロウは云々」という言葉は,ヘーゲルの創案のなのか,それともギリシア神話等に典拠を持つ古くからのことわざなのか?
3 私がエントリで転載した論文の出典であった。
 
 「正月早々から,ヘーゲルとか弁証法とかの話というのも鬱陶しいなぁ」と思ったのだが,まぁ自分の知る限りのことはお返事した。
 私も「ミネルバのフクロウは,黄昏とともに飛び立つ」という言葉がヘーゲルの創案なのかそれともヘーゲルが諺を自著(法哲学綱要)に引用したものなのか,調べてみたが今ひとつ分からなかった。
 私が先のエントリで引用した論文の典拠は,電話で教えて差し上げた。危ない文献なので,ここでは書けない。


| 止揚って、 
| 木枯らし紋次郎が悪人を爪楊枝で止めることだよね。 
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          ホー 
       ∧ ∧ ホー  ∧ ∧ 
       ( ´∀`)     (・∀・ ) 
      / ノ  .)    / ノ  .)ホー  
      //  ノ     //  ノ ホー 
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   | 揚の字が違うだろ。 
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