キリスト業界は村社会(聖神中央教会)3 花園に爆弾

 聖神中央教会の続き

 この度の一件は「花園に爆弾」であった。
 「花園」とは「キリスト業界」という村社会,「爆弾」とは,この度の聖神中央教会問題,及びこれに対するマスメディア報道を意味する。

 「村社会」の長や幹部の反応は,鈍い。
 「村社会」とは

1 業界団体 (JEA・NCC・−ペンテコステ・カリスマ派でも同様の組織があるらしいが詳しいことは知らない)
2 クリスチャンメディア (いのちのことば社,マルコーシュパブリケーション,キリスト・クリスチャン・リバイバル各新聞等々)

を意味する。

 彼らは,恐らく鳩首会談の最中ではないだろうか?

村長 おらたちの村が開闢以来の大事件だ。どうするべかな?
 副村長 祈りましょう。
 村長 沈黙は金だ。この際例の事件は,無視すべし。おらたちとは関係がないべ。自分でケツを拭いてもらえ。
 副村長 それでは世間様が許しませんよ。「関係ない」とどうしていえるんですか? あの人たはちょっと変だったけど,一応我が村に登録されてるじゃないですか。この際,私たち若手にこの問題の処理を任せてください。
 村長 待て,○○君,その前に村の長老の○○先生の意見を聞いてみる」

 そんな感じじゃないだろうか(私自身ある種の業界団体の幹部の当時この種の「危機管理」をせざるを得なかったので,何となく分かるのだね−笑−)。

 ユダヤ社会にイエスという爆弾が落ちてきて,幹部連中は大変だったようだが,それは,マタイ伝26章以下に生々しく語られている。曰く
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 そのとき祭司長・民の長老ら,カヤパといふ大祭司の中庭に集まり,(略)相議(あいはか)りたれど又「祭りの間は為すべからず,恐らくは民の中に乱起らん」

 イエスを売りしユダ,その死に定められ給いしを見て悔い,祭司長・長老らに(略)言ふ(略)。彼ら言ふ「われら何ぞ干(あづか)らん,汝みづから当たるべし」−聖書協会連盟刊 旧新約聖書 出版年記載なし 漢字表記等はオリジナルを改編− 
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 なんか頭の中で,バッハの受難曲がくるくる回っている。
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 しばらく眠り,しばらくまどろみ,手をこまねいて又休む(箴言),みたいなことになるのは困る。