キリスト業界は村社会 聖神教会 5(福音派)
聖神中央教会 続き
当地において,統一協会信徒救出活動に携わっている牧師(統一協会では「反牧」と言うらしい。以下この名称の方が効率的に入力できるので「『反牧』」という)の大半は,いわゆる「福音派」である。
「教会がカルト化するとき」・「信仰という名の虐待」というブックレットが発売されたころ,所用があってその教会に赴き,「反牧」の福音派の牧師と,その本について語り合ったことがある。
「先生,あの本読まれましたか。」
「うん,読みました。私たちも注意しないといけないね」
この答えには,少なからず驚いた。
その先生は,カルヴァン派の流れをくんでおり,神学的にも優れた方である。説教を聴く機会はなかったが(もちろんご存命であり聴こうと思えば聴ける),ローマ・カトリックを説教壇から批判したり,「穏健福音派の中でも,かなり保守的」と言う評判を聞いてはいたが,前記のとおり,歴とした「反牧」である。
私たちも注意しないといけないね
という言葉には,心を打たれた。福音派に属する先生自身,福音派が「カルトになりやすい体質がある」ということを認め,そのことを(一応リベラルと分類される)私に対して,率直に認めてくださったのである(私の問いかけがサプライズだったので,思わず本音が出たという意地の悪い解釈も成り立つけど)。
福音派中のカルヴァン派(の流れ)は比較的ブレが少なく「アンタイ ペンテコステ」という側面が強い。そのような神学的バックグラウンドを持ち,学識も人格も優れている先生でさえ,(思わず?)このような答えをされるのだ。
しかしさぁ,JEA,そろそろお約束の声明を出してちょうだいよ!