政治的無党派と無宗教

 「宗教と社会」学会という、結構権威ある学会がある。


http://wwwsoc.nii.ac.jp/jasrs/

 最近行われた学会セッションに参加した。司会者は、浄土真宗(お西さん)の僧職(兼大学教授)であった。司会者は、概略以下のように述べた(関西弁)。

1 世の中には、「無党派層」が一番多い。既存政党に批判的で、どの政党も支持しない勢力です。
 無党派層が「政治的無関心層」であるかというと、そうではない。既存政党の綱領とか政策とかそういうものがイヤで、「無党派」になったのですね。そのように考えると、
無党派層」こそ実は、一番政治に関心を持っていると言うことが言えそうなのです。


2 事柄は、「無宗教」でも同様と思えます。日本人は「無宗教」が一番多い。「無宗教」というのは、既存宗教に幻滅した人たちと考えられる。逆に考えれば、「宗教に一番関心のある人たち」だと言えなくもないのです。

 さすがに、浄土真宗の坊さんのお話しは奥が深いと思った。