国鉄解体と福知山線大事故 責任とってよ中曽根さん

Barl-Karth2005-04-28

国鉄分割民営化と福知山線大事故

国鉄労働運動に少なからず関与している人間として,このたびの事故は,考えさせられるものがあった。
中曽根康弘国鉄分割民営化の狙いは,国労解体→総評解体→自衛隊解体(おっと手が滑った)→社会党解体であった。このことは,中曽根自らが自白しているところである。(おそらくは,日教組解体も視野に入れていただろう)。
中曽根の目論見どおり社会党は解党し,殆どの労働組合は弱体化し,仲間を守らない御用組合と化していった。かつての国労(今も「国労」なのだけど)も同様で,闘うことを忘れてしまった(例外も少しある)。
殉職した運転士がどの労組に入っていたのかは良く分からないが,もし,労組がこの運転士を守り「洗脳的・カルト的(あえて差別用語を使うが気違いじみた)日勤教育」と闘ってくれていれば,こんなことは起きなかっただろう。
「人らしく生きよう」と言う国労運動の映画を見たことがあるが(というか私がその映画上映会の旗振りをやったのだけど),そこで克明に描かれている労働者いじめ・悪徳刑務官同然の職制の労務管理は実におぞましいものであった。
もちろん,このたびの事故の要因はそれだけでないことは分かっているが,しかし,労働運動の弱体化がこの事故の「必要条件」だったと思う。

「反合理化闘争」という言葉は,死語となって久しい。
しかしね,使用者として労働者三人を雇っている身からすると,一見「非合理的」な余裕を労働者に与えてこそ,真に豊かで確かな労働効率を与えられるものだと思うよ。
女三人でべちゃくちゃしゃべりながら,情報交換をしたり(あのお客さん?うん,あの人はちょっと癖があるけどね,まぁ,訴訟はここまで進んでいて,ボスもこの事件には入れ込んでいるようだから。それにしても,アイフルって私たちにも応対悪いよね,今度財務局にちくってやる),スキルアップ債務名義もらったけど,どこ差し押さえようかぁ? −ボス− ○○の売り掛けを押えようか。だめですって,センセー,もうとっくに手を突っ込まれてますって。それより,○○の隠し預金口座を差し押さえて,同時に経営しているチェーン店に乗り込んでレジの金を根こそぎかっさらうのがいいですよ。−そこまでやって恨まれるとやだしなぁ−センセーなんてとっくの昔に恨みを買っているんですから,いまさら気にする必要はないと思いますよ,ぎょへへへ)したりしているわけだ。だから,3人の事務員のだれかが弁護士不在中にお客さんから電話があっても,的確な対応をしているわけで,「反合理化」をやっていては,質の高いお客様サービスは出来ない。

中曽根は,直ちに大勲位菊花大綬賞を天皇陛下にお返しすべし。それとも,俺が「須らく直ちに勲章を褫奪すべし」と陛下にちくってやろうか(笑)。

(この項はしばらく続くかもしれない)

この書き込みはかなりアイデオロジー的でコントロバーシャルなものであることは深く自覚している。だから,反論コメントは歓迎する。賛成コメントも歓迎する。