警察署から当ブログへのアクセスについて

私のブログへのアクセスは,政府関係機関最高裁も含め)が比較的多い。後は,証券会社・マスメディア・大学関係者。ヨーロッパ某国から定期的にアクセスがあるが,たぶん留学中の某女史だろう。「その筋」の密命を帯びて,「ある研究」のため留学したらしい。
ある判例の年月日で検索して当ブログに来た政府機関もあった。なるほど,その機関とその判例は,結構関係が深い。
今日アクセスログをチェックしたら,xx.police.xxxxxxxxx.xxxxxxxxx.jpからのアクセスがあった。○○県警からのアクセスである。
まぁ,公権力に人権があるかどうかは分からないけど(ないだろう),公権力関係職員が,公権力運営のインターネット接続を利用してブログを読むことは情報受領権(人権)として保障されているので,うるさいことは言わないし,関係者が特定されると悪いからどこの県警かは言わないけど,心臓に悪いよね。真面目に論ずると,「警察権力監視による表現の自由の萎縮効」という問題も生じないではない。県警の人は,別にどうということもないキーワードでこのブログにアクセスした様子である。
もちろん,こうやってブログを開設している以上,最高裁であろうが○○県警であろうがアクセスされるのは覚悟しているし,むしろアクセスは歓迎するが,串をとおすとか配慮してもらいたいよね。

数年前,「ある刑事事件」を受け持ったことがある。担当署は,某田舎警察署なのだが,県警本部から田舎署に「警視」が派遣され,常駐しているということだ。
この情報に接した後,私の不安神経症は一挙に増悪した。いわゆる「盗聴令状」の請求権利者は司法警察職員中「警視」以上の役職者に限るという条文が頭の中をで渦巻いた。
で,盗聴法の大家のビートニクス先生に「実は俺の事務所に盗聴令状が適用されている可能性があるのだが・・・どうしたらよいか」と相談したら「○○○とか○○○は盗聴に強いらしいですよ」とアドバイスされた。
事務員さんに「うちの事務所の電話は警察に盗聴されている可能性が強い」と話したところ事務員さんは「はぁ,別に盗聴されてもどうなるこうなるなんて話はしていませんよ」と言われた。まぁ確かにそうなので,パニくっているのは,ボスである私だけかも知れなかった。
その後,当事務所の電話は「警察から正式な盗聴されていない」ということが分かったけれども・・・・。