日弁連からチラシが来た(法テラス・支援センター勧奨)


             日弁連からチラシが来た。

本日は,証人尋問(民事で敵性当事者への反対尋問),保釈却下決定書受領→早く追起訴してくれと検事に要請・保釈請求に対する検事の意見書を分析して準抗告への下準備,保有株のチェックとあわただしく過ごしていた。
弁護士の事務所では,1日数枚〜数十枚のファックスを受信するのが通例である。で,日弁連から本日「NICHIBENREN NEWS NO.082006(H18)8/11 編集責任者 日本弁護士連合会事務総長 明賀英樹」と題するファックスを受信した。結構逝っている内容なので,一部紹介する。
  「各地ですすむ司法支援センター対応準備」
「★会員の声〜私はなぜ司法支援センターと契約したか」

以下に紹介するのは,札幌の「契約弁護士さん」が書いた文章らしい。法律家は往々にして一文がとても長く,主語と述語の間がとても離れていて,最初から最後まで一文を読んだ後,もう一度読んで,ようやくその意味が理解できる文章を書く(「起訴状」とか「告訴状」みたいな文書)。しかし,その様な文章もちゃんとした「お作法」どおりに書いてあれば,まぁ,理解できる。
しかし,以下に引用する文章は,「法律家の悪文だから仕方がない」という話では済まされない。このような文章を書いた弁護士さんは,中学校で「分かりやすい文章の書き方」とかを勉強し直した方が良いと思う。こんな調子で,準備書面や弁論要旨を起案・提出したら,関係者からひんしゅくを買う。
曰く(原文のママ)。

「刑事関連名簿登録及び司法支援センター契約委任について」
 札幌弁護士会会長から上記統一名簿への登載等につき、ご勧誘をいただき、その申し出をしたのは、その勧誘文に、「被疑者、被告人の刑事弁護は、私たち弁護士が担ってゆかなければならない弁護士だけに課せられた基本的職責」であるというお言葉に共鳴し、当会並びに日弁連が悲願とする長年に亘ってご尽力された被疑者国選弁護制度は、司法支援センターが介在することになったものの、一応実現したのであるから、刑事弁護と弁護の自主性、独立性に問題があるにせよ、一歩前進として、今後自分の健康が、その職責を果たせる迄の間は、頑張って行こうと考えたからです。

頭痛いね。こんな程度の文章能力しかない人(弁護士さんだと思う)が法廷に立つと思うと,人ごとながら,ますます暗澹たる思いがつのっていきます(「判決文」でもこれほど意味不明な文章はあまり見たことないよね)。ついでに言えば,このような程度の「会員の声」しか紹介できない日弁連執行部のプレゼンテーション(プロパガンタ)能力にも・・・・。