「法テラス(正式名称日本司法支援センター)」という愛称について

私は一連の連載で分かるとおり,「反法テラス派」である。これから先も「法テラス」がいかに非道い機関であるかを主張・立証していく予定である。
ところで,私と同じような立場にある人(反法テラス)は「法テラス」という言葉を非常に嫌うらしい。私が「法テラス」という言葉を口にすると埼玉のKさんや東京のSさんは「支援センター」「司法支援センター」「センター」と言え,と口やかましく言うのである(この制度の構想段階では,便宜上,LSC-リーガルサービスセンター-と呼称していた)。
Sさんは,日弁連総会で,「法テラスという言葉は,アマテラスを連想させるもので不快である」と発言していた。一弁の「反法テラス」の先生も「支援センターなどといういかがわしいものができたが,私はそことの契約を拒否した」と述べていた。

そう,名は体を表す。語感や語の響きにに敏感な者は,「法テラス」という言葉に「気味悪さ・うさんくささ」を感じるはずである。ちなみに「法テラス」のイントネーションは<ホタイカ>と<ラス>の二個の流儀がある。夜の11時過ぎに法テラスに電話すると留守番メッセージが2個続く。1回目は<ホタルイカ>のイントネーションで,その後に続くメッセージは<アマテラス>イントネーションなのだ。日弁連副会長も<ホタルイカ>の人と<アマテラス>の人と,2派に分かれていた。

私はやっぱり「法テラス」の愛称の方が好きだ。この言葉・その響きのうさんくささ,かぐわしさ,いかがわしさ,新興宗教的な,偽善的な感じは,絶妙な味を出しているではないか。