お前は「Barl派」か? 司法改革?

 弁護士をやっていると自分だけでは背負いきれない難しい事件を依頼されることがある。最近では,新潟水俣病訴訟である(現時点では水俣市への研究会出張旅費12万円以外お金をもらっていない)。それ以外にも地元ローカル紙に大きく載るような事件などである。そういうときは,私がリーダー格となって,弁護団を組む。
 最近,そういう事件で私の事件を手伝ってもらうと,その弁護士の先輩格から,「君はBarl派か」と嫌みを言われるのだそうだ。ある既成左翼政党と関係が深い同業者は「あいつ(Barl)は新左翼極左原理主義」だという悪口を流している様子だ。
 私は,「Barl派」という弁護士会内派閥を結成した覚えはない。まして,私は新左翼でも極左でもない。(レッテルでなく)言葉の正しい意味で「原理主義」ではあるけれども・・・。しかし,自分も分からないうちに「Barl派」ができてしまっている様子なのだ。
 なぜ,Barl-Karthという派閥が領袖たる本人も知らないうちにできてしまったのか? 弁護士会の歴史を振り返ってみると「司法改革」と言われているものにその原因があるようだ。