トマス・モアと陪審

 2日ほど前,新潟県弁護士会が主催して,新潟大学教授(弁護士)鯰越溢弘と同教授西野喜一との第二弾バトル(フリートーキング)が主催されました。

 当職は,
1 「イギリスにおける陪審制というのは<自由主義的基礎付け>なのか,<民主主義的基礎付け>なのか?」

2 聖トマス・モアが死刑になる映画(わが命つきるとも)を見たのだが,あれが史実であるなら,自由主義的基礎付けしか妥当しないと思われる。

と質問したところ

鯰は

 確かにイギリス陪審の淵源は「自由主義」である。しかし,近代(?)現代(?)においては民主主義による基礎付けも可能である。こういう考え方を自由民主主義という。

と述べていた。

 西野教授はやはり「事実」を大切にする先生で,「わが命つきるとも」の粗筋は解るが,あれ(陪審員)は史実なのでしょうか?

 と当職に質問した。

当職は
 「映画を見ただけで,史実かどうかは調べていない。なんかよく分からないけど,<予審>みたいな場面もあった>

 と答えた。