家裁待合室のBGM

 今日,久しぶりに−おそらく今年に入って初めて−新潟家庭裁判所の調停事件があった。その際,当方依頼者と待合室で時間を潰していた。天井の方から,なんだかうるさい音楽が流れていたので,依頼者との打ち合わせに集中できなかった。
 なんかクラッシック風の音楽が流れている。フルート弦楽四重奏曲アダージョ(「モーツァルトかなぁ」と思ったが違う。明らかに曲の作りがチープ),その次にハープの入った曲・・・・。ともかく気が散る。依頼者と「こちらとしては○○○ということで・・・」と話すたびに,音質の悪いスピーカーから聞こえるBGMに悩まされた。
 そのうち,重々しい感じの「序奏」が流れ始めた。「まさか,裁判所で,ドン・ジョバンニは流さないだろう。それにしてもこの曲は何だ」と思ったら,モーツァルト交響曲38番(プラハ)だった。これは,所長なり事務局長なりの趣味なのだろうか?

 BGMというのは,人の心をリラックスさせる目的・効果で流すものなのだろうが,世の中には,音や楽曲に過敏な人がいて,BGMで不安神経症が悪化したり,気が散ったりする人もいるということを,裁判所等の公共機関は考えてもらいたい。