なくした弁護士バッジが見つかった

 2009年9月3日,法政大学で暴れた過激派の皆さんに会いに行くために,小管の東京拘置所に赴いた(前日,日本テレビで放送された前進社に赴いた。テレビそのまんまのアジトだった。天田書記長夫婦と懇談した。全然過激派には思えない,腰が低くて陽気な人。本部アジトに常駐している過激派の人って,腕っ節が強くて,毎日バールの素振りを欠かさない筋肉系の人だと思っていたが,今時はそうでもない。お昼ご飯でソーメンをいただいた)。
 新潟刑務所は顔パスなのだが,東京拘置所では顔が売れていないので,出張前日,弁護士バッジをお財布に入れて出かけた。
 翌日,お財布を開いてみたら,弁護士バッジがなかった。
 自宅の書斎付近や,前日着用していたズボンのポケットを物色してみたがなかった。
 仕方がないので,東京拘置所落とし物係に電話した。
 「何をなくしたのですか?」
 「すいません。弁護士バッジです。」
 「しばらくお待ちください(なぜか保留音はブラームス)」
 「ありません。目立つものだから,落とし物があれば分かりますよ」

 県外出張(立命館大学横浜地裁)の折,携行しようと思っていたのに。

 「あぁ,16年以上着用した弁護士バッジをなくしてしまった。事務局長に顛末書を出すのか。官報に載るのもやだなぁ。」と思った。16年前は,金ぴかだったのに,ほどよく貫禄がつき茶色っぽくなった愛着のある弁護士バッジ。ベーゴマみたいにして回すと2分くらい回るのだ。

 昨日,私の家の長男と二男が,自宅やその周辺の草刈りをしていたところ,テレビゲームをしていた当職に二男(小四)が「弁護士バッジみたいなものが落ちていたぞ」と報告に来た。
 その弁護士バッジのようなものは,車のタイヤに何回も踏みつけられたためか,全体的に平らになっていて,ネジの頭のが潰れていた。弁護士バッジの裏側に,登録番号が刻印されているのだが,裏側のボタン様の物-あれはなんというのだろう-をネジから外すことができない。だから,二男の拾った弁護士バッジ様のものが,当職のバッジかどうかは確認できない。しかし,諸般の事情を総合すると,当職のバッジに違いないものと思料される。

 Das arme Veilchen!
 Es war ein! herzig's Veilchen!