5 revolu氏の批判に対して

自然法の内容を中学生にも分かるように(現代国語の解答文のように)説明せよ。(10点)』
 私は,中学校の公民の教諭ではありませんし,高校の倫社・政経の教諭でもありません。だから,「中学生にも分かるように(現代国語の解答文のように)説明せよ。」などと言われても困ります。司法修習委員や法科大学院生トレーナーをやって感ずることですが,私には,教育者的資質はほとんどありません。
 本ブログで想定している読者層は,
1 大学教養課程人文系科目(論理学や哲学,思想史等)で良以上の成績を取った者
2 中高生でも例えば,岩波文庫岩波新書を読もうとする程度の向学心がある者
3 法実務家・実定法学者で多少なりとも根本的に問題を考えようという意欲のある者
 等々です。
 中学生(標準以下の学力)にも分かるような記述をすれば,記述は自ずから冗長なものになるし,論述内容のレベルも下がってしまいますが,そのようなことはしたくありません。今時は,ウィッキペディアなど,便利なサイトもあり,分からない言葉(専門用語・学者の名前・ジャーゴン等)があっても気軽に調べられます(例えば,「ザッハリッヒ」ww←最近revolu氏はこの言葉を覚えたようで,ドラクエの主人公が戦闘を重ねるごとに呪文や業を憶えて強くなっていくように日々成長し「専門用語?」を習得していく過程には,頭が下がります。それにしても「ザッハリッヒに飲む」ってなかなか情景が浮かびません。ウェーバーみたいな神経症的な生真面目な態度で,時計をみながら・ビーカーで量を量りながら,無駄口を叩かずにひたすら形式的に飲むのでしょうか。悪酔いしそうですね。)。
 私の論考は−内容面においても記述の形式においても−それほど難しいものではないと思います。東大法学部生にしてあらゆる学に通暁した自然法の騎士revoluさんであれば,いとも簡単に論駁できると思いますね。ともかく,博覧強記のrevoluさんに対しては,管見に対し,内容に即した(ザッハリッヒな)批判を期待しております。